マイルドヤンキー

久しぶりに中学の友人たちと会った。地元に住んでるのにあんまり会わない。会いたいと思う人もあんまりいない。唯一親しく(と言っても年1会うか会わないかだけど)してる友人たちも近況報告なんてほぼしなくて、会ってビックリ……ってかんじで。まあみんな相変わらずで、とても楽しかった。

ところでだけど、鈴木は地元があんまり好きじゃない。べつに田舎だからとかじゃなくてイヤなことをたくさん思い出すから。


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つくしー町です。それはほんと。


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マイルドヤンキーって言葉が、あるでしょう。しょーもないやつらはしょーもないコミュニティで生活している。半径5kmで遊んで結婚して絆を育んで暮らす町。よどんだぬるい空気。鈴木の住む町。大嫌いだ。

なんて、そんなこと言いつつべつにそれは、いい。そーいうのが好きな子たちがいるのもわかる。絆ごっこが楽しいのも、わかる。まあ鈴木は死んでもごめんだけど、言いたいのはそんなことではなくて。

友人がこう言われたと言っていた。

 

 

〇〇(友人)が最近付き合い悪いのは□□(地元)なんかダサいって思ってるからなの?

 


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あまりのストレートなダサさに笑いが止まらなくなって、優越感も堪えられなくなって、心底愉快だった!

鈴木は、学校とゆー組織でわりかし虐げられて生きてきたから、学校で強かった人間が(鈴木の価値観で)しょーもないふうになってゆくの、愉快だな~!楽しいな~!!!

 

鈴木がマイルドヤンキーが苦手なのは、やつらがこちらを理解してくれないからだ。

勉強はできない方がカッコイイとか、いつまでも中学と同じコミュニティでズッ友してるのがいいとか、仕事がんばるのはダサいとか、ぜんぶ意味わからんし気持ち悪いと思うけど、彼らがそう考えていることを鈴木は理解している。そーいう尺度で行動していることを踏まえて彼らを見る。

でもやつらはそうじゃない。自分たちの価値観で世界は回っていると思っていて、自分たち以外の人間も本当は自分たちみたいになりたいが無理だからそうしないのだ、と思っている。

 

…………と、思っていた。

でも、どうやら、ちがうみたい。見くびりすぎだった。

すごく勇気が出た。これから私はやつらを小馬鹿にすることができるかもしれないと思ったら、たいへん愉快な気分。生きててよかった。